イン・マイ・ライフ10月20日にオープン(プレビューは9月30日)したミュージカル「イン・マイ・ライフ」が、23回のプレビュー公演と61回の正規公演をもって12月11日に終演となる。同作品の演出、作曲家ジョゼフ・ブルックスは、ブロードウエイに初登場だが、かつて映画「ヨユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」を監督し、作曲した同主題歌がアカデミー賞に輝いたという経歴を持っている。しかしこの作品に関しては、批評家のウケは良くなく、客席も空席が目立った。大きな広告キャンペーンで観客が増えた時期もあったが、作品自体に魅力がないということで2ヶ月も経ずに終演となった。ブロードウエイの公演形式は通常オープン・クローズといい、オープン時には終演日は設定されていない。利益が出る限り何年も続くのだ。利益が出なければ、さらに上演する度に赤字になるのなら、赤字を食い止める為に早めに終演する。この公演のプレビュー期間中、私はこの劇場の前を歩いていた時にミュ−ジカル・ナンバー4曲が入ったCDを無料でもらった。音楽は聴きやすくてなかなかいいなと思い、いつかは観ることができるかなと期待していた。ミュージカル愛好家の中にはオープン後にすぐ観る人は多いが、私はある程度落ち着いてからにしている。なぜならすぐ終演する作品が多いからだ。1ヶ月もしないで終わった幻のミュージカルを人に語る役にはなりたくない。しかしあまり待っていると、良い作品でもスター俳優は1年のロングラン後に降りてしまうので、その前には観たいものだ。トニー賞をはじめとする演劇賞で主演や助演俳優賞を取った作品でも、1年後には彼らが出演していないということは多い。




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