メトロポリタン美術館セントラル・パーク沿いの5番街はたくさんの美術館や博物館が並んで別名ミュージアム・マイルと呼ばれている。6月第2火曜日(2006年は6月13日)の6pmから9pmはフェスティバルが行われ、このミュージアム・マイルの5番街の82ストリートのメトロポリタン美術館から105ストリートのニューヨーク市博物館までの間で参加する美術館や博物館が入場無料となる。主な美術館や博物館にはグッゲンハイム美術館、クーパー・ヒューイット博物館、ユダヤ博物館なども含まれる。またこの区間の5番街は歩行者天国となり、音楽コンサートや大道芸も行われる。

入場無料のフェスティバルの3時間の間に自分が特に観たい美術館1つにしぼることもいいが、通常ならお金を払って行かないような美術館をいくつかちょっと覗くというはどうだろう。昨年私が試したのは、まずグッゲンハイム美術館に6pm頃行くと長蛇の列。並んでいるだけで時間を浪費することはない。5番街を北に向かって南米系の美術館エル・ムセオ・デル・バリオは列になっていない。美術館が小さいので30分でひと回りできる。そしてデザインの美術館クーパー・ヒューイットへ。ここもすぐに入場できる。催しはテキタイル展で宇宙服、消防服など特殊素材を展示している。私には興味はないので通常お金を払って観ようとは思わないが、この美術館は大富豪のアンドリュー・カーネギーの元豪邸だっただけに豪邸の造り、インテリア、庭園は素晴らしいと思った。ミュージアム・マイル・フェスティバルで歩行者天国の5番街だが、火曜日ということか、人が多いと思うほど歩いていない。美術館の入り口で音楽の生演奏をしていたり、子供が路上に色とりどりのチョークで絵を描いている。また顔にペンキを塗った道化が風船で犬やいろいろな形を作って子供にあげている。ジャグリングをしているパフォーマーもいる。それらを横目に南に下って7:30pm頃にまたグッケンハイムの前を通ると列が消えているので楽々入場。ちょうど展示替えの時でメインの展示はなかったが、馴染みの常設展を再確認。また美術館内部の吹き抜けが素晴らしいので歩くだけで楽しい。あと残り30分。未だに入場したことがない、ドイツとオーストリアの芸術を展示するニュー・ギャラリーへ。しかし列になっている。諦めてメトロポリタン美術館へ。巨大美術館なので全てを観ることなど出来る訳はない。デザイナーのシャネル展を観る。シャネルがいかに女性の服装を変革したかが、年代別のデザインとともに説明されていた。ゆっくり観たいが、9pmに10分あるところで係員に追い出された。

お金を節約したということだけでなく、なにはともあれ、フェスティバルに参加したということが気持ちがいい。

www.museummilefestival




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