コーラスラインブロードウエイの公演コストの上昇は、プロデューサーに最新作を公開することをためらわせる。ビリー・ジョエルの曲を使った「ムービン・アウト」をヒットさせた、演出家兼振付師のトワイラ・サープによる、ボブ・デュランの曲を使った、話題の新作「ザ・タイムズ・ゼイ・アー・チェインジング」でさえ、批評家に厳しい批評を受け、興行的に苦しんでいる。

近年はかつて人気のあった公演を再演することが多い。その興行成績はどうかというと、ほとんどが投資資金を回収している。その中でも最も成功しているのが、「シカゴ」だ。今月11月14日に10周年を迎えこととなった。

新作を観たいのももちろんだが、昔の名作を見逃した人、もう1度観たいと思っている人には、再演も悪くはないだろう。もちろん役者は変わるし、演出さえも変わることがあるので、生まれ変わったように感じるかもしれない。

かつてロングラン記録をたてた「コーラスライン」は、評判良く、完売公演となっている。11月9日にオープンした、同じくロングラン記録をたてた「レミゼラブル」もほとんど完売だ。

批評家受けはするが、興行的成功が難しいといわれるスティーブン・ソンドハイムの「スウィニー・トッド」を役者が楽器を演奏するという手法で成功させた、演出家ジョン・ドイルが同じくソンドハイムの「カンパニー」を「スウィニー・トッド」同様に、役者に楽器を演奏させる方法で演出している。評価はいまひとつだ。

再演でなくても、ヒット映画を舞台化した作品も多い。ディズニー映画のヒット作「ライオンキング」、「美女と野獣」などは大成功を収めている。ディズニーは「ターザン」が苦戦しているが、映画をミュージカル化し、この度、ヒット映画「メリー・ポピンズ」をロンドンで成功させ、ブロードウエイにやってくる。公開は11月16日。ロンドンで成功しているだけに、こちらでも評判高く、完売公演となっている。



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