今年2008年のニューヨーク・シティ・マラソンは、世界100カ国以上と全米全州から38,000人が参加する。もちろん日本からもたくさんの走者が参加するはずだ。

現在とても大きな規模のマラソンとなったが、最初の歴史はそれほど華々しいものではなかった。ニューヨーク・マラソンが始まった1970年時の参加者は、たったの127人で、参加費は$1だった。この時の走路はセントラル・パークの中を4周と少々を走るだけのもので、完走者は55人。6年後の1976年から、現在と同じようにニューヨーク市の5地区(スタッテン島、ブルックリン、食い−ンズ、ブロンクス、マンハッタン)に通路を変え、そのとき集まった走者は、2,090人。いろいろな努力が世界の名のある走者を集めだし、1978年には9,000人を超える規模となる。そして現在は、ご存知の通りの有名マラソンとなった。200万人が沿道で応援し、世界中で260億もの人が、テレビでその熱狂を観る。

マラソンに参加するのが1番だが、その熱狂を味わおうという人は、ゴールとなるセントラル・パークで待ち構えるのがいい。マンハッタンの北から降りてきて、セントラル・パークの東を走り、南を回って、最後は西の67ストリートほどのタバー・オン・ザ・グリーン辺りがゴールとなる。

マラソンに興味のない人も、偶然観光中にレースを目にしたら、走者に手を振りましょう。交通状態に巻き込まれても、笑顔でよろしく。


ニューヨーク・シティ・マラソン
2008年11月2日
女子の部スタート: 9:10am
男子の部スタート: 9:40am
http://www.nycmarathon.org
コース:
http://www.nyc.gov/html/sports/html/nyc_marathon.html