人口滝アート今年夏に話題となっていた、オラファー・エリアッソン作のパブリック・アートの滝(題名Waterfalls)は、イースト・リバーからニューヨーク湾にかけて4つの場所に建設され、なんなのこれー、ちょっとチョボイとか、皆さん思っていました。滝の水が金属製のパイプで高く組まれた所から落ちてくるのですが、明るいうちはそのパイプが見えるので、興ざめです。夜になると落下する水だけがライトアップされるので、まあそこそこかなーというのが私が案内した日本人観光客の感想でした。私も最初は同じ考えでしたが、ブルックリン橋桁の滝は観光ツアーでよく行くので、馴染みとなり、だんだんと好きになり、やはり芸術家の考えはすごいと思うようになっていきました。このような私の感想はこのブログですでに2回書いています。

6月から10月13日まで滝は放水されていましたが、8月くらいから滝の水が海水の為、滝の水しぶきが風にあおられ、ブルックリン橋桁横の高級レストラン、リバー・カフェの庭の木々やブルックリン・ハイツに建設された滝の近くのブルックリン・プロミナードなどの木々が枯れ出すという苦情が出てきて、放水する時間を午後からにし、短縮しました。

普通の人は、これらの4つの滝の建設に16億円($15,500,000)を掛けたと聞くとぶっ飛びます。しかしニューヨーク市はこの人口滝による経済効果は、建設費1,550万ドルと建設関係間接利益810万ドルの他に、この滝を偶然見た人やわざわざニューヨークを訪れた人の滞在費や見学クルーズ代が加算され、6,860万ドルにもあがったと発表しました。この滝を見た人は78,200人と計算されています。どのように計算するのかわかりませんが、私もこの中に入っているのでしょう。ただ私はこの滝の為にまったくお金を使っていません。すみません。クルーズ会社のサークルラインは、この滝を見る為の特別クルーズを運行しましたが、上々だったそうです。

何はともあれ、ニューヨーク万歳!




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