いつも日本の物事の正確さが、なつかしい。

宅急便が届くが、不在の為、張り紙を受け取る。
「次回の届け日時は、○月○日○時以降」
この時間にいるかわからないし、いてもいつ来るかわからない。
アメリカの宅急便、電話やインターネットの設置など来るという時間に来ないことは多い。

便利なもので、パソコンで宅急便会社にアクセスし、配達番号をインプットすると、宅配を収集場所に受け取り、というように変更できる。
夜遅く受け取り方法を変更した為か、すべてそうなのか?
受け取りは2日後以降となる。

収集場所は、車で20分のところなので、他の予定を組み入れて、1日のスケジュールを立てる。どこの誰が私に荷物を送ってきたのかは、心当たりがない。心当たりのない荷物は、なぜかうれしい。

宅配会社の収集所へ。4人程並んでいる。係員の姿は見られない。
よくあることです。
郵便局や銀行もそうですが、4人という待ち人を経て、私の番になるのは、数分で、ということはまずない。
このような列の待ち時間を予想し、私は新聞を持ち込む。

15分程で私の番。
「荷物は紛失しました」
謝る訳でもなく、簡単にそう述べる。
コンピューターにどこにあるか、入力されていないという。
「今後どうするべきかは、ここに電話してくれ」

なんでその係員が対処できず、また他の係員、それも電話で、私が聞かなくてはいけないのか?

アメリカに長く住んでいると、こういうケースは多くあり、
怒ってもこちらが馬鹿をみるばかりだ。
深呼吸し、禅の平静心を試みる。

次の用事を済ませて、伝えられたところに電話を入れる。
「とても残念ですね」
電話口の係員は、よくトレーニングされているのか、
心配そうに対応してくれる。

ぶっきらぼうな係員も多いので、
このような対応に怒ることもできない。

「コンピューターにどこにあるか、入力されていない」、というのは先ほど伝えられたこと。
「配達しているドライバーが、トラックに載せているのではないか?」
と、私は質問する。
「ドライバーは、未配達のものは、毎日収集場所に戻すので、そのようなことはない」
「どうしたら、荷物を受け取れるのか?」と、私。
「送り主のところに戻され、送り主が再度送り出したら、受け取れる」
「私は、送り主に見覚えがない」
「再度電話して、最新情報を確認して下さい」

思えば、この宅急便会社といえば、昨年インターネットのプロバイダーを代えた際、新しいモデムがこの宅急便会社を利用されて、送られてきた。
私は同様に不在。
これも同様にパソコンで受け取り方法を変更し、翌日収集場所へ。
荷物はない。
コンピューターには、「ドライバーがトラックに載せている」と表示されているというので、ドライバーの携帯電話番号を聞き、ドライバーに電話をし、現在どこにいるか(私の住居区が持ち場)を聞き、追っていった。

あれから数日経つが、宅配会社のサイトには、未だに私の荷物がどこにあるか、表示はない。

私にこの荷物を送った人は、宅配会社をUPSから郵便局に代えて送って下さい。
これから私に荷物を送ろうという人も郵便局の宅配にして下さい。
郵便局での受け取りは、かなり並びますが、いままでしっかり受け取れました。
また歩いて行ける距離にあるので、便利なのです。